私の独断と偏見、そして単純に私の好き嫌いもあるので、
「それは違うだろ!」「なんであいつが入ってないんだ!」とかは心の中で思っておいてください。
1位 R指定
もちろんこの人!といった感じで面白くないかもしれないですが、
誰もが認める日本最強のフリースタイルラッパー。
UMBでは2012年、2013年、2014年と3連覇を成し遂げ、この記録は今後も誰にも越えられないでしょう。
ライム・フロウ・パンチラインとどれもが一級品であり、
声量やダミ声、高低を使い分けて、場の空気を一瞬で自分のものにしてしまいます。
フリースタイルダンジョンでは二代目ラスボスにもなりました。
2位 晋平太
フリースタイルダンジョンを初めて制覇した男、晋平太。
R指定がUMBを三連覇する前に二連覇を成し遂げており、R指定を肩を並べるフリースタイルラッパーの双璧でしょう。
UMB2010年にはR指定を破っていますし、2005年のBBPも制覇しており実績は申し分ないです。
晋平太のスタイルはなんといっても即興にこだわった韻の連打!
しかもその韻がまた意味ある文章として構成されるかなり高度なもので、それをひたすら踏み続けます。
3位 呂布カルマ
現役最強ラッパー呂布カルマ。
最近のMCバトルにR指定や晋平太がでなくなったので、比較しづらいのですが、現役でバトルに出ているラッパーの中では最強でしょう。
KOK2018を制し、フリースタイルダンジョンでも圧倒的な勝率を誇ります。
呂布カルマといえば“韻を踏まない”スタイルで有名です。
しかし、“軽い韻”を踏まないだけで、所々韻を踏んでおり、
文章として成り立たないような韻は踏まないといったところがバトルをみているとわかります。
「言葉のウェイトおじさん」とか言われたりしますが、
その言葉通り相手をグサリと刺すような、ヘビー級のパンチラインを浴びせてきます。
「これがボクシングならあり得ねえ。言葉のウエイトに差がありすぎる。」
このライムがマジでしびれます。
4位 GADORO
宮崎県出身のラッパーです。
ガドロの名を全国に知らしめたのは、「KING OF KINGS」2016年の優勝ではないでしょうか?
輪入道との決勝はお互いにリスペクトしつつ熱いバトルとなり感動したのを覚えています。
そして2017年も優勝し二連覇を果たしています。
ライミングとフロウ、バイブスはどれも一級品で戦う相手に合わせ真っ向から向き合います。
バイブスのある輪入道とは正面から打ち合い、ライミングの裂固とはライミングで戦うといった、非常にオールラウンドなMCです。
5位 輪入道
B-BOY PARK 2014優勝をはじめ首都圏各地のMCバトルで前代未聞の「年間6大会連覇」で一気に全国のラッパーになりました。
熱いバイブスと固い韻を武器とし、相手へのリスペクトも込めた熱いバトルが必見です。
6位 MC DOTAMA
UMB2017の覇者。
栃木県を代表するラップで、メガネにスーツという気弱そうな出で立ちだか、マイクを持つと豹変。
ユーモアかつ強烈なディスを吐きまくります。
抑揚をつけた特徴的な声色と独特なワードセンスで数々の大会を制しています。
UMBでのR指定との対決は伝説でその後も6回対決しています。
R指定も「もう言うことないからやりたくない」といっています。笑
7位 mol53(RAWAXXX)
KING OF KINGS2017の準優勝、KING OF KINGS2019の優勝者。
綺麗ごとは一切言わず、嘘偽りのないジャンキーな言葉でぶつかっていくスタイルは本当にかっこいいです。
UMB2012ではR指定を倒して優勝しており、高音ボイス・バイブスそして的確で超エグいディスが武器のラッパーです。
前述したGADOROと同じで宮崎県出身です。
UMB2013宮崎予選決勝のGADORO戦にて、
GADOROが「お前ハッキリ言って出直して帰れボケ!おい!コラァ!チビ!お前聞いとんのかオラァ!? かかってこいや!!!!」
とただの暴言しか吐けなくなるほどエグいディスをかました。
それくらいmol53のディスは的確で突き刺さるものがあります。
8位 NAIKA MC
UMB2016の優勝者。
NAIKAMCの特徴は韻は踏まずに的確にアンサーすること。
しかもユーモアと熱さを盛り込み、がなり声で聴衆を一気にぶち上げるスタイルは劣勢をひっかり返すパワーがあります。
9位 FORK (フォーク)
“ライムセーバー”の異名をとる、フリースタイルダンジョンでも絶対的な壁として立ちはだかる最強ラッパーです。
意味の通る固い韻とそのワードセンスが秀逸で、2006年にはUMBを制覇しています。
フリースタイルダンジョンでのNAIKA MC戦では「韻というのは韻と韻の間を埋める 言葉への愛だ」というHIPHOP史に残る名言を残しています。
10位 CIMA
HIDADDYが経営するアパレルショップ「一二三屋」の店員です。
「熱韻」といわれる熱いバイブスのこもったライミングが最大の武器で観客を沸かせてくれます。
バイブスと韻だけではなく、しっかりとアンサーも返し、即興で意味のある「熱韻」になってるところが魅力です。
CIMAはヴァイブスと韻とアンサーの両立がうまく、毎回のバースでしっかりと湧きどころを作っていきます。
11位 mu-ton (ムートン)
福島県出身の若手No1ラッパー。
UMB2016ではベスト8、UMB2018では優勝しており、若手の中では一番の実績をもっています。
ムートンの武器はなんといってもそのおしゃれでかっこよすぎるワードセンス。
アンサーをしっかり返すというよりもそのワードとライミングそして、絶妙な間の取り方で聴衆を虜にしてしまいます。
今までいなかったスタイルでオリジナリティがあって最高にかっこいいです。
12位 ふぁんく
UMBでベスト4に輝くなど数々の大会で成果を残しています。
R指定やPEKOと同じ大阪の梅田サイファー出身。
ユーモア溢れるワードでライミングするのが特徴です。
ふざけてみたり、確実にライミングしてきたり、ユーモア重視にしてみたり、自由に戦うところがファンクの魅力です。
13位 スナフキン
2013年のBboyParkの覇者。
2014年にはUMB埼玉予選を制覇、さらに2015年には戦極MCBATTLE外伝で優勝などの実績を誇っています。
高いレベルのフロー・ライミング・ラップスキルを持っており、滑舌よく聞きやすい声で韻を連打してきます。
R指定をも1度撃破したことがあります。
14位 CHICO CARLITO (チコ カリート)
UMB2015年の覇者。
レゲエのようなソウルフルな声と沖縄仕込みの独特なリズム感、そして歌っているかのようなオリジナリティー溢れるフローを武器としています。
15位 SAM
栃木UMB予選の優勝経験者。
SAMの特徴はなんといってもライミング。
即興の韻のセンスが凄まじく、他の人が踏まないような韻をポンポンと踏んできます。
そして何より他のラッパーに比べてバトルで声がめちゃくちゃ聴き取りやすいのも武器の一つでしょう。
16位 崇勲
KOK2015年の覇者。
自身の容姿やスタイルをディスられてもびくともせず、そのディスを切り口に独特な間とライミングでアンサーを返していきます。
独自のキャラと間を上手に使うラップスキルが数勲の武器。
17位 ACE
B-BOY PARK MC BATTLE2011の覇者。
そのほかにも戦極MC BATTLE VOL.11 優勝、UMB2013 本戦 ベスト8などの輝かしい実績を誇っています。
高いライミング技術と会場を盛り上げる高いバイブスを武器とし最近はテレビでも活躍しています。
渋谷サイファーのリーダーでもあります。
18位 GIL (ギル)
東北を代表するラッパーです。
高いヴァイブスと言葉の重み、そして相手へのリスペクトを込めた熱いバトルが必見です。
UMBでは2013年と2014年にR指定と名勝負を繰り広げベスト8とベスト4まで上り詰めました。
19位 MCニガリ
高校生RAP選手権で第6回・第7回大会の覇者。
冴えない外見とは裏腹に、マイクを持つと人格が変わったようにキレキレで力強いラップを見せる。
相手からのディスを受け止め、それを話の糸口として倍で返すアンサーが持ち味です。
最近ではフリースタイルダンジョンも史上二人目の制覇をしました。
20位 Lick-G
フリースタイルダンジョンを制覇した若手の実力者です。
自由奔放なフリースタイルスキルに韻・フロウ・アンサーのどれもが一級品です。
TKda黒ぶちとのバトルでは、ビートの半分を白目をむきながらヘドバンするという狂気な一面も。
21位 TKda黒ぶち
高速フロウを武器にし、早口で強烈なディス・ライムを連打していくのが特徴です。
早口であるものの一語一語が聞きやすく、相手をリスペクトした熱いバトルを繰り広げます。
戦極 MC BATTLE VOL.15 優勝、2012年THE 罵倒 GRAND CHAMPIONSHIP優勝といった輝かしい実績を誇っています。
22位 SIMON JAP
アウトロー・ギャング・アングラ。この言葉がピッタリすぎる、昔の「HIP HOP=不良」というイメージがこの人からは漂ってきます。
アツいバイブスとライミング、そして喧嘩寸前のピリピリ感が漂うバトルは見てる方もほんとに殴るんじゃないかとひやひやさせられます。
それくらいリアルな言葉と気持ちでやっていることが伝わってきます。
相手のディスをかわすんじゃなく、正面からメンチ切って殴りにいくファイタースタイルは超絶かっこいいです。けどやっぱ怖い。。
23位 T-Pablow
高校生ラップ選手権第1回・4回の覇者。
フリースタイルダンジョンの初代モンスターも務めていました。
BAD HOPというグループを組み、HIPHOPアーティストとしても有名です。
T-Pablowの特徴はなんといっても「カッコよさ」。
誰もが思いつかないビートアプローチとセンス溢れるかっちょいいフレーズとライミングに魅了されます。
声質も重厚でかっこいいです。
24位 裂固
第9回高校生ラップ選手権の覇者。
フリースタイルダンジョンでは二代目モンスターを務めていました。
高校生ラップ選手権のときから固い韻の連打が武器でしたが、
二代目モンスターとなってからは、呂布カルマのようなえぐいパンチライン、FORKのような意味のあるライミング等、他のモンスターの武器も吸収して成長していきました。
後半の勝ち抜きバトルでは、2回も4人抜きをするなど成長した姿を存分にみせつけていました。
25位 ERONE
大阪・アメリカ村を拠点とするHIPHOPグループ・韻踏合組合のメンバー。
フリースタイルダンジョンでは審査員を務め、「NEWS RAP JAPAN」にもレギュラーで出演していました。
的確な韻とそれにユーモアも織り交ぜ、しかもすごく聞きやすい重厚な声質という点も彼の特徴でしょう。
実は梅田サイファーでまだ有名じゃなかったR指定を「スキルがあって面白い」と引き上げたのはERONEなのです。
26位 句潤
「しゅんじゅん」じゃない!「くーる」です!!
ビートアプローチがかっこよすぎて、フロウが最高に気持ち良いです。
フリースタイルダンジョンでは調子が悪く句潤の良さが全くでていなかったのが残念です。
普通に制覇する実力派持っていると思っています。
27位 BASE
超低音で心地よい「デスボイス」と「喉にディアボロ飼ってる」とまで言われる程の黒くて味のある声質に魅了される実力派MCです。
KOK、UMB、戦極、罵倒のMCバトル4大大会の常連で好成績を残しています。
ワードセンスも黒く、ライミングも渋~く踏んでくる、タバコとウイスキーが似合うアングラ系ラッパーといったところでしょうか。
個人的にめちゃくちゃ好きですね、こういうアングラ感が漏れ出ているタイプは。
呂布カルマが代表を務める名古屋の「JET CITY PEOPLE」所属のMC。
28位 じょう
大阪出身の第10回高校生ラップ選手権覇者。
この10回大会は史上最強といわれるほど出場者が強かったのですがT-pablowやYzeerなどを破って優勝しました。
高いライミングスキルと高音で相手を挑発するような声と客を盛り上げる声を使い分け、自分のペースで試合を掌握するのが特徴です。
相手の嫌ーなところをつくディスとバカにしたように煽るスタイルは生意気ですがそれが彼の強みでしょう。
29位 KOPERU
BBOY PARK 2009の覇者。フリースタイルダンジョンでもラウンド4でR指定を破りました。般若とは戦わなかったですが。
彼の特徴は固い韻を細かく踏みながら、的確に相手の揚げ足を取りにいくスタイルです。フローも心地よいですね。
昔はR指定と「コッペパン」というコンビを組んでいたようです。
30位 JAKE
この動画の8分12秒からが椿VS JAKEです。
UMBの鳥取県予選を3連覇している実力派MC。
バトルでは相手をリスペクトし、相手とのディスり合いではなく、対話を重視したバトルが最高にかっこいいです。
そんな男らしいバトルスタイルからか、多くの人から支持されています。
UMBでの椿とのバトルはほんとに痺れたのでぜひ見てみてください!!
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