【北海道あるある】チーム分けジャンケンは「グーパー」ではなく「グーチー」!



子ども時代の北海道人なら、雪合戦や対戦ゲームでチーム分けをする際に「グーチー、グーチー」という掛け声を使ったことや、聞いたことがあるだろう。この「グーチー」は、実は北海道独自の表現だということを知っているだろうか? 東京ではチーム分けのじゃんけんに「グーパー」という掛け声が一般的であり、グーとチョキの組み合わせではない。

 

じゃんけんは今や日本を超えて、世界大会が開かれるほどの規模になっている。たとえあいこが続いたとしても、平均すれば15回で決着がつくというのだから、そんな大会がどうなのかと疑問に思う人もいるだろう。しかし、チーム分けにじゃんけんを使うのは日本人特有の文化らしい。また、日本国内でも掛け声には地域差があり、秋田県では「いしかみぽんっ」、沖縄県では「しろくろ」といった個性的なものが存在する。

 

ちなみに、3チームに分ける場合、北海道では「グッチッパ」と言うが、東京周辺では「グッピッパ」というのが一般的だそうだ。北海道人にとっては「グッピッパ」は非常に言いにくいが、東京の人も「グッチッパ」に違和感を覚えるのだろう。お互い様だ。

 

さらに、「グーチー、グーチー」の掛け声の後に「はい、あっち!」を付けるのも北海道特有のものである。苫小牧では「グッパーじゃんけんしょーいよ」という掛け声も使われるなど、北海道内でも地域によって掛け声は異なる。混沌とした状況だ。

 

余談だが、「チョキ」の形には2種類あることをご存じだろうか。一般的な人差し指と中指を使う形を「女チョキ」と呼び、一方で、人差し指と親指を使う形を「男チョキ」または「田舎チョキ」と呼ぶらしい。このように、じゃんけん一つとっても地域によって多彩な文化があるのだ。










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