小樽の街では、懐かしくあたたかい雰囲気が漂う静かなイベントが開催されます。
特に小樽運河には約200個の「浮き玉キャンドル」が浮かび、その灯りが揺らめき、幻想的な景色を作り出しています。
旧国鉄手宮線や天狗山など、市内の各所にはかわいらしいオブジェが点在し、訪れる人々の笑顔を引き出す光景が広がります。
さらに、運河のシンボルである「旧北海製罐第3倉庫」はライトアップされ、その周りには屋台が並び、訪れる人々を楽しませています。この時期にしか見られない美しい小樽の姿が、散策路を彩りながら特別な時間を提供しています。
「小樽 雪あかりの路」とは?
「小樽雪あかりの路(Otaru Snow Light Path)」は、冬の北海道を代表するイベントとして、1999年(平成11年)から毎年2月に小樽市で開催されています。この祭典は、雪とろうそくをテーマにしたもので、小樽雪あかりの路実行委員会(実行委員長: 中村全博)が主催し、市民や地元の商店街、町内会、企業、学校、そしてボランティアが支えています。
期間中、歴史的な街並みの中に無数のキャンドルが灯され、幻想的な雰囲気を演出し、徐々に人気が定着しています。近年では、来場者数が約50万人に達することもあります。
開催概要
名前 | 第27回 小樽雪あかりの路 |
開催期間 | 2025年2月8~15日 |
住所 | 小樽市港町(小樽運河会場) そのほか旧手宮線、運河プラザ、小樽天狗山山頂などで開催 |
電話番号 | 0134-32-4111(内線7267、小樽雪あかり実行委員会事務局) |
料金 | 無料(天狗山会場はロープウエイ往復料金大人1,600円、子ども800円) |
時間 | 17:00~21:00 |
休み | 無休 |
HP | http://yukiakarinomichi.org/ |
【小樽 雪あかりの路】の会場はなんと市内全域!
「小樽 雪あかりの路」は、市内全域でキャンドルが灯り、街全体が幻想的な光景に包まれるイベントです。
メイン会場としては、JR小樽駅から徒歩圏内にある運河会場や手宮線会場が例年設定されていますが、規模の大小に関わらず市内各地が会場となり、どこを歩いても美しいキャンドルの光を楽しむことができます。
なお、イベント内容は年度によって異なることがあるため、詳細は「小樽 雪あかりの路」の公式ホームページをご確認ください。
メイン会場① 小樽運河
小樽雪あかりの路のメイン会場となるのは、小樽運河です。運河には約200個の「浮き玉キャンドル」が水面にゆらめき、ガス灯で照らされた散策路にはスノーキャンドルが置かれ、ロマンチックな景観を演出しています。ライトアップされた石造りの倉庫群も加わり、レトロで浪漫あふれる風景が広がります。
運河の北側、中央橋から竜宮橋にかけては、市内の高校生と海外からのボランティアが共同制作したスノーオブジェが並び、訪れる人々を楽しませています。また、竜宮橋の隣にある旧北海製罐第3倉庫の前には屋台が登場し、雪あかりの路限定の小樽グルメを味わうこともできます。
メイン会場② 旧手宮線
手宮線会場は、北海道初の鉄道路線である旧手宮線跡地を舞台に、手作りのキャンドルが点々と灯り、ノスタルジックな雰囲気が漂います。会場では、ボランティアや市民団体が制作した雪のすべり台やオブジェも並び、見どころのひとつとなっています。
メイン会場③ 天狗山
天狗山会場では、山頂の展望台や天狗山神社がライトアップされます。北海道三大夜景のひとつに数えられる小樽の夜景とキャンドルの灯りが織りなすコラボレーションは、ここでしか味わえない贅沢な眺めです。