日本で最も電気代が高い北海道電力エリア。北海道の電気契約者はどのような基準で電力会社を選んでいるのでしょうか?電気契約の切り替えに興味がある300名を対象に、電力会社に関するアンケートを実施しました。

電気・ガスの専門比較サイト『セレクトラ』を運営するセレクトラ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:グザビエ・ピノン)は、北海道電力エリアにお住まいで「電気の契約切り替えに興味がある」と回答した方の中から300人を対象に独自アンケートを実施しました。
▶調査結果の詳細:https://selectra.jp/energy/electricity/hokkaido#survey-results
アンケートの目的は、電力会社・電気料金プランの切り替えに関心がある電気契約者が、どのような基準で電力会社選びをするのかを知ること。今回は、北海道電力エリアで利用できる電力会社のうち、それぞれ異なる特徴を持つ以下おすすめ5社のリストを提示して、契約するならどの新電力がいいか、1位から3位まで候補を選んでもらいました。

🔎調査結果まとめ:北海道エリアの電気契約者は「電気料金の安さ」を最重要視!
✅1位に選ばれたのは、5社の中で電気代が最も安い「Looopでんき」。電気料金の安さ重視の契約者から圧倒的な支持!
✅2位の「ENEOSでんき」は、料金の安さ(3番目)に加え、大手企業の信頼性・安心感を求める方からの票を多数獲得。
✅3位の「オクトパスエナジー」は、実は2位に選んだ方が一番多かった新電力。Looopでんきに次いで2番目に電気代が安い一方、上位2社よりも知名度が低い点がランキングに影響した模様。
✅他エリアと比較しても電力会社を選ぶ基準に「電気料金の安さ」を重視する契約者が多い。
✅電力会社の切り替えに躊躇する主な理由としては、「手続きが大変でないか」「料金が本当に安くなるか」という不安。
北海道の電気契約者は「電気料金の安さ」を最も重要視!契約したい電力会社1位は、電気代が断トツ安い「Looopでんき」

北海道で契約したい新電力の1位は「Looopでんき」でした。比較した電力会社の中で電気料金の安さが断トツの1位だったため、納得の順位です。
1位に選んだ契約者の理由を見ると、やはり「電気料金の安さ」が圧倒的に多く、実に75.1%もの契約者が料金の安さに魅力を感じてLooopでんきを選んでいました。
2位は、ガソリンスタンドでおなじみのENEOSグループの新電力「ENEOSでんき」。こちらは料金の安さに加えて、大手エネルギー企業としての安心感・信頼性などが高く評価された結果です。また、ガソリン代割引やポイント還元など選べる特典も人気でした。
「オクトパスエナジー」は、料金がLooopでんきに次いで大幅に安かったにもかかわらず3位という結果に。イギリス発で、日本でも着々と実績を増やしている新電力ですが、上位2位の企業と比べて知名度が低いことが3位にとどまった原因と思われます。
1位の新電力を選んだ理由で多かったのは?-【電気料金の安さ】

上記の結果から、過去に弊社が実施した関東や関西エリアのアンケート回答と比べても、北海道の電気契約者は「電気料金の安さ(65.7%)」を重視する傾向が圧倒的に強いことが分かりました。これは、北海道が日本で最も電気代が高い電力エリアであることが一因と考えられます。
実際に、北海道は、面積が広く寒冷地であることから送配電コストが高くつき、他のエリアに比べて電気料金が高く設定されています。また、冬場の暖房需要も高いことから、家庭の電気使用量も多く、必然的に電気代が高くなる傾向にあります。
そのため、できるだけ電気料金が安い電力会社と契約したい、という契約者の気持ちが回答に現れた結果だと考えられます。
1位に選んだ電力会社と契約してみたい?-【過半数が契約切り替えに前向き】

1位に選んだ新電力と「契約してみたい」人が13.3%、「どちらかというと契約したい」人が50%と、全体の約63%が電力会社の切り替えに意欲的だと分かります。
しかし、その一方で、実際に契約となると躊躇してしまう層もある一定数いることがうかがえます。
新電力との契約切り替え、何が不安?-【契約手続きの難しさ・煩わしさ】

新電力との契約に関する懸念点を聞いてみたところ、最も多かったのが「契約手続きが面倒・難しくないか不安(60%)」という手続きに関する心配。それに続き多く見られたのが、「料金が本当に安くなるか不安(53.2%)」という料金面での心配でした。
電力会社・料金プランの切り替えは、電力会社の「お客様番号」と「供給地点特定番号」が分かっていれば、オンラインで簡単に申し込みができます。また、現在はほとんどの家庭にスマートメーターが設置*されていることから、設置工事も不要。このように「電気の切り替え手続きは簡単&スピーディ」です。
*2024年3月末時点で、全国のスマートメーター設置率は99.9%。約8,150万台が導入済み。
また、電気料金への不安について、今回調査した電力会社5社はすべて、北海道電力の規制料金プラン「従量電灯B」と比較してお得な価格設定の電気料金プランを提供しています。料金比較を行って、各家庭に適切なプランを選べば、しっかり電気代を安くすることができます。詳しくはセレクトラの北海道電力エリアのおすすめ電力会社の解説記事にて料金比較をご確認ください。
「電気の質」はすべての電力会社で同じ=安心して安い新電力を選べる!
北海道電力エリアの電気契約者300名を対象とした今回のアンケートでは、電気料金が最も安い Looopでんきが「契約したい新電力」1位となり、電力会社選びでは「電気料金の安さ」が最も重要視されていることが分かりました。
その一方で、「契約したい新電力」人気ランキングが電気料金が安い順にならなかったのは、企業の規模や実績、知名度の高さなど、電力会社にも企業の信頼性・安心感を求める契約者が多いためです。
また、新電力へ魅力を感じていても、実際に契約となると、手続きや料金面への不安で懐疑的になってしまう契約者もいることが確認できました。
しかし、前述したとおり、新電力の契約手続きは思っているよりも手軽で簡単です。また、「電気の品質」は、企業の規模に限らず大手電力会社でも新電力でも同じ。北海道電力エリア内の電気の送配電はすべて「ほくでんネットワーク」が担っているため、供給の安定性や停電の頻度も変わりません。
実際に電力会社で異なるのは、「電気料金」と「サービス」の内容です。
特に、北海道電力エリアの電気料金は他エリアに比べて高い設定となっているうえ、冬場の暖房需要により家庭での電気使用量も多いことから、電気料金プランの変更だけで大幅に電気代を削減できる可能性が高いです。
今はインターネットでユーザーの口コミが簡単に見られたり、また、サイトやSNS等で積極的に情報発信している電力会社も少なくありません。そのため、料金やサービスが気になった電力会社があれば、詳しい情報を確認して、自分のニーズ・ライフスタイルに合ったプランを選ぶことをおすすめします。
10万件以上の電気・ガス契約実績を持つセレクトラでは、それぞれの電力会社に関する解説や口コミの調査を記事で紹介しているほか、自信をもって厳選したおすすめの電力会社もご紹介しています。電力会社選びでお悩みの方はぜひ参考になさってください。
アンケート調査概要
調査機関 | ■スクリーニング調査:2025年7月29日 ■本調査:2025年8月1日 |
調査対象 | 北海道電力エリア在住で新電力に興味がある電気契約者300名 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査機関 | アイブリッジ株式会社 |
調査内容 | ■スクリーニング調査(n=3,000)
1. 契約している電力会社は「北海道電力」ですか?それとも、北海道電力以外の「新電力」ですか? 2. 新電力と契約していると答えた方に質問です。どの電力会社と契約していますか? 3. 電気契約の切り替えに興味はありますか? 4. Q3で「電気契約の切り替えに興味がない」と回答された方に質問です。なぜ、興味がないのかその理由を教えてください。 5. どんな条件・きっかけがあれば電気契約を切り替えると思いますか?
■本調査(n=300) 1. リスト(記事冒頭に掲載)にある新電力のうち、あなたが契約するならどの新電力を選びますか?契約してみたい順に1~3位まで選択してください。 2. 1位の電力会社を選んだ理由は何ですか? 3. 1位に選んだ電力会社と実際に契約してみたいと思いますか? 4. 1位に選んだ新電力と「契約してみたい」「どちらかというと契約してみたい」と回答された方へ、契約にあたって不安なこと・懸念点を教えてください。 5. 1位に選んだ新電力と「契約したいとは思わない」「どちらかというと契約したいと思わない」と回答された方へ、なぜ契約の意思がないのか、その理由を教えてください。 |
- 引用元「セレクトラ・ジャパン株式会社」https://selectra.jp/energy/electricity/hokkaido#survey-results