【ウポポイ】北海道白老町|工芸やアートの魅力にふれる「アイヌアートショー2025」開催 多彩な作り手が集う2日間。2025年10月12日(日)と13日



公益財団法人アイヌ民族文化財団(札幌市中央区、常本照樹理事長)が運営するウポポイ(民族共生象徴空間、以下「ウポポイ」)は2025年10月12日(日)と13日(月・祝)の2日間、各地で活動するアーティストや工芸家による表現と交流の場となる「アイヌアートショー2025」を開催します。

開催4年目となる今年は、16組が出展する「アーティスト・工芸家による展示販売」をはじめ、大阪・関西万博で公開された藤戸康平氏の大型作品を道内で初めて展示するほか、芸能や食文化の体験も開催します。アーティストや工芸家との直接交流を通して、その多彩な表現の魅力に触れることができます。

アイヌアートショー2025 メインビジュアル

【アイヌアートショー2025 特設ページ】

https://ainu-upopoy.jp/specialevent/artshow-2025/

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開催の背景

アイヌ文化の復興と創造等の拠点であるウポポイでは、アイヌ文化の継承や新たな表現活動を行う方々を応援しています。各地で精力的に活動するアーティストや工芸家と来場者、関係者が直接交流し、その魅力を共感し合う場を作るため、2022年から開催し今年で4年目となります。

イベントの特徴

その1:アーティストや工芸家と直接交流

16組のアーティスト・工芸家による展示販売ブースでは、作り手と直接会話して作品の魅力に触れることができます。また、同館では、作り手が語るトークイベントや工芸家に教わるクラフトワークショップも開催します。

その2:藤戸康平氏が大阪・関西万博で発表した大型作品の道内初展示

6月に大阪・関西万博で披露された藤戸康平(ふじとこうへい)氏の作品「Singing for the Future」を道内で初めて展示します。制作秘話が聞けるトークショーやドキュメンタリー映像の上映も行います。

その3:伝統芸能上演や食文化、五感を通した体験

伝統芸能上演の舞台をより楽しめる解説付き公演や食文化体験を開催します。視覚・聴覚・味覚といった五感でアイヌ文化の創造の時間に出会えます。

 

▲2024年開催の様子

開催概要

タイトル:「アイヌアートショー2025」

開催日:2025年10月12日(日)、13日(月・祝)

営業時間:9:00~18:00

場所:ウポポイ(北海道白老郡白老町若草町2丁目3)

プログラム

アイヌ文化を継承・表現する作り手による多彩なプログラムを実施します。

アーティスト・工芸家による展示販売

▲2024年の様子

各地で活躍するアーティストや工芸家による工芸品などの展示・販売を行います。16組の出展者と直に話しながら手仕事の魅力にふれてください。

開催日:2025年10月12日(日)・13日(月・祝)

時間:10:00-17:00

会場:体験学習館

「Singing for the Future」特別展示

▲大阪・関西万博ギャラリーEAST での展示の様子

大阪・関西万博ギャラリーEAST 「イランカラプテ~アイヌ文化をウポポイから」(2025年6月10日~12日の3日間)において披露された話題の新作「Singing for the Future」(藤戸康平 2025年作)を北海道で初展示します。制作から展示までを追ったドキュメンタリーの上映や、作者と協力者によるトークショーも開催します。

日時:2025年10月12日(日)・13日(月・祝)10:00-17:00

会場:体験学習館 別館3

アーティストトーク

アート・工芸に携わる方々をお招きして創作活動について伺います。

(1)髙野繁廣氏・柴田幸宏氏

日時:2025年10月12日(日)13:30-14:00

(2)八重清敏氏・下倉洋之氏

日時:2025年10月13日(月・祝)14:30-15:00

会場:体験学習館

モデレーター:山崎幸治氏(北海道大学 アイヌ・先住民研究センター長)

髙野繁廣氏・柴田幸宏氏
八重清敏氏・下倉洋之氏

クラフトワークショップ

工芸作家に直接教わるものづくり。

(1)カエカ(糸より)してみよう 講師:堀多栄子氏

日時:2025年10月12日(日)10:30-11:00、16:00-16:30

(2)ペラパスイ制作体験 講師:吉村政彦氏

日時:2025年10月13日(月・祝)10:30-11:00、15:30-16:00

会場:体験学習館

堀多栄子氏
吉村政彦氏

伝統芸能上演 スクㇱ

伝統芸能上演 スクㇱの公演前に演目で披露する歌の発声やムックリ(口琴)の演奏、 身に纏う衣服の演出などについて実演付きトークセッションで解説いたします。

日時:2025年10月13日(月・祝)13:00-13:50

食文化体験

お話を聞きながら実食できるプログラムです。

白糠のカジカ料理

日時:2025年10月12日(日)12:00-13:00

イタで食すアイヌ料理

日時:2025年10月13日(月・祝)12:00-13:00

シケペ茶とシケペチョコ

日時:2025年10月12日(日)、13日(月・祝)時間:16:00-16:30

カジカ料理(イメージ)
イタで食すアイヌ料理(イメージ)
シケレペ茶とシケレペチョコ(イメージ)

※下線部はアイヌ語。下付き小文字で表記します。

メインビジュアルはアイヌ文化をイラストで表現する小笠原小夜(おがさわら さよ)氏の書き下ろし

ウポポイ(民族共生象徴空間)について

アイヌ文化の復興・創造等の拠点として2020年に北海道白老町にオープン。道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、アイヌ文化を五感で感じる体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、アイヌ民族による尊厳ある慰霊を実現するための「慰霊施設」からなり、豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、触れる、体験する等さまざまな角度からアイヌ文化や歴史を体感いただけます。










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