道民なら「カップ焼きそば」といえば「やきそば弁当」!【道産子あるある】



道民に愛されているカップ焼きそば「やきそば弁当」は、その特異な魅力から、関東圏の「ペヤング」との比較が話題に上がることが多い。この比較は微笑ましい争いを生み、どちらが優れているかを巡って熱い議論が展開される。

どちらも地域限定のカップ焼きそばであるにもかかわらず、覇権争いのように盛り上がる様子は、道民が「やきそば弁当」にどれほどの愛着を抱いているかを物語っている。

 

やきそば弁当がここまで広く道民に支持されている背景には、東洋水産の北海道における販売網の早期確立がある。

日清食品を除く他の競合メーカーが入り込む余地がなかったことも、その普及を後押しした要因だ。特に、「やきそば弁当」のユニークな特徴として挙げられるのが、中華スープである。

ペヤングなどのカップ焼きそばでは、湯切り時の汁は捨ててしまうのが普通だが、やきそば弁当ではこの捨て汁を使って中華スープを作ることができる。

この特徴が、ペヤングとやきそば弁当の比較においてしばしば「最終兵器」として引き合いに出される。

 

さらに、やきそば弁当には独自の楽しみ方をする「強者」も存在する。例えば、調理の段階でスープをあらかじめ入れて麺に下味をつけ、ソースと混ぜ合わせるという方法だ。

また、道民の間では「やきそば弁当を湯切りする際に、うっかり麺を流し台にぶちまけてしまう」というあるあるエピソードも多く共有されている。このような少しほろ苦い思い出と共に、やきそば弁当は老若男女に親しまれ、北海道に深く根付いている。

 

ちなみに、東北・信越地方では「やきそば弁当」に似た商品として、同じく東洋水産から「焼きそばBAGOOOON」が販売されており、こちらにはわかめスープが付属している。










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